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丸伏せ工事
瓦屋根において棟(むね)とは一番の弱点になると言われています。
甚大な被害を受けた3,11地震以降瓦屋根の施工方法も見直され、近年改修工事では一般化してきている工法となります。
熨斗瓦(のしがわら)を積み上げ、葺き土で接着させる昔ながらの工法とは作りから異なり、屋根下地に金具や垂木などを使用し、直接固定します。これにより大きな地震や風が吹いても崩れることのない棟となります。
7寸(21,2㎝)半丸形状の冠瓦を連結させ、垂木にビスを使用し固定していきますので、スッキリとした印象となります。
① 既設棟撤去清掃・棟強化金 具、
垂木取り付け

・既設棟瓦を撤去し、キレイに葺き土を吐き出します。この時防水シートの傷みがあれば補修をしないと後に雨漏りの原因となるため、慎重に確認します。
・屋根下地に金具を直接留めつけ、金具に垂木を通します。古い建物だと一番上の半端瓦が固定されてないことも多いので、場合により瓦桟を追加し半端瓦を固定することもあります。
②瓦材固定・南蛮漆喰積み

・棟を守る役割の南蛮漆喰を詰めていきます。
瓦材の固定、雨水侵入防止、木材固定など様々な理由から、漆喰は大切な役割を担っていると言えます。
・棟漆喰が劣化し剥がれてしまうと、瓦を固定している葺き土が雨風に晒され砂状になり、固定力が低下し棟瓦の崩壊を起こしてしまうようになります。
③7寸丸取り付け・清掃

・垂木に7寸丸瓦を伏せていきます。屋根の形状によっては瓦の加工が必須になりますので、複雑な屋根ほど工事費用が嵩みやすくなります。
・伏せ終わった7寸丸瓦を、防水パッキン付きのビスで留めつけて完工となります。
熨斗瓦、鬼瓦がなくなりますので威厳や迫力が無くなりますが、シンプルな印象になります。
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